鍵の安全性は日に日に増しており、一口に防犯性の高い鍵といっても、その種類・数は様々です。
当社はそんな鍵の進歩に対応するため、ベテラン・若手を問わず、全スタッフを対象とした社内研修を定期的に行っております。ここでは、そんな当社スタッフが日々学び続けている最新鋭の鍵をご紹介します。
防犯性の高い鍵
① ピッキングに強いシリンダーキー
空き巣の手口として、まず思い浮かべるのはピッキングではないでしょうか。ピッキングとは、鍵穴にピックと呼ばれる特殊な工具を差し込んで錠のシリンダーを操作し、開錠するという手口です。
現在家庭用に最も普及しているシリンダーキーには、このピッキングに弱いものと強いものがあります。
弱いものとして一番有名なのが、ディスクシリンダーキーです。これは同時に、最も一般的なシリンダーキーといわれています。多くの住宅が建てられた昭和後期より、安価で大量生産できる鍵として急速に普及し、結果的に7000万戸以上の家庭で使用されることになりました。しかし2000年代にピッキングを世に知らしめた、外国人窃盗団によるピッキング多発の際、最も被害に遭ったのもこのディスクシリンダーキーでした。
ピッキングに強いシリンダーキーには、ロータリーシリンダーキーと、ディンブルシリンダーキーがあります。このような防犯性の高いシリンダーキーには、CPマークが付いています。これは、警察庁や国土交通省などの関係省庁と民間関係会社が共同で定めた試験に合格し、家宅侵入に5分以上要するほどの防犯性があると認められたものです。警察庁の調査から、5分かけて侵入できなければ、約7割の泥棒が諦めることがわかっているので、このCPマークのついた鍵を選ぶことは必須です。
② 電子キー
鍵穴を必要としない電子キーは、その防犯性の高さから、最近ではオフィスだけでなく一般住宅にも広まりつつあります。ここでは主な3つをご紹介します。
Ⅰカードキー
カードキーとは、電子カードをかざすだけで開閉できる鍵のことです。合鍵を作ることが難しいため、勝手に鍵を複製されるという事態を防ぐことができます。
Ⅱテンキー(暗証番号キー)
テンキーとは、暗証番号を打ち込むことで開閉できる鍵のことです。鍵を持ち歩かなくて済むので、紛失や盗難の心配がありません。
暗証番号の変更は手軽に行えるものが多いので、頻繁に暗証番号を変えることで、防犯性をより高めることができます。一方で、暗証番号を知られてしまえば簡単に侵入されてしまうというデメリットがあります。しかしこれを防ぐために、数字の配列がランダムに変わる機能のついたテンキーなども、発売されています。
Ⅲ指紋認証キー
指紋認証キーとは、事前に指紋を登録しておき、その指紋をかざすことで開閉できる鍵のことです。鍵を携帯する必要がないことに加え、登録した指紋でしか開錠できないなど、とても防犯性の高い鍵といえます。
ワンドア・ツーロック
ワンドア・ツーロックとは、1つの扉に主錠と補助錠の2つの鍵を取り付けることです。この方法は、「鍵開け3分、物色5分」といわれる空き巣にとって、それだけで侵入を諦める理由となりえる、最も効果的な防犯対策といえます。
最近では、この補助錠として、電子キーを選ぶ方も増えています。
「自宅の鍵を、より防犯性の高いものにしたい」、「補助錠をつけたい」。そんなご要望は、豊富な知識と高い技術力をもった当社スタッフにお伝えください。